まず押さえたいポイント

マグネシウムは、骨や筋肉だけでなく、神経の働きにも関わるミネラルです。 そのため「ストレスや緊張」との関係でも研究されてきました。

なぜ「ストレス・緊張」と関係するの?

マグネシウムは、体の中で300種類以上の働きに関わる、めだたないけれど欠かせないミネラルで、 神経の高ぶりを鎮める側の調整にも関係しています。

ここで知っておきたいのが「悪循環」です。 ストレスが続くとマグネシウムは体から失われやすくなり、 足りなくなると、ますますストレスを感じやすくなる——という関係が指摘されています。

マグネシウムが神経の高ぶりとストレス反応の調整を助け、ストレスで失われやすいという関係のイメージ

つまりマグネシウムは「ストレスに対応するための土台」を支える役まわり、とイメージするとわかりやすいです。

研究では何がわかっている?

マグネシウムとストレスの関係は、これまでに複数の研究が報告されています。

  • マグネシウムの摂取と主観的な不安・ストレスの関係をまとめた研究では、不安を感じやすい人で役立つ可能性を示す報告がある一方、研究の質にばらつきがあり、確かめるには質の高い試験が必要とされています [1]
  • 強いストレスを抱え、血液中のマグネシウムが低めの成人を対象にした研究では、マグネシウムをとった群でストレスの指標が下がり、とくに強いストレスの人ではビタミンB6加えた群でより大きな低下が報告されています [2]
  • マグネシウムと心の不調の関係を整理した研究でも、マグネシウム不足と気分の問題との関連が指摘される一方、結論を固めるにはさらなる研究が必要とまとめられています [3]

研究は「とくにマグネシウムが不足ぎみの人で役立つ可能性」示すものが目立ちます。 裏を返せば、もともと足りている人で同じ変化が出るとはかぎりません。

取り入れ方のヒント

  • マグネシウムは、ナッツ・海藻・大豆製品・玄米などに多く含まれます。まずは食事から意識しましょう。
  • サプリで補う場合は、一度にたくさんとるとおなかがゆるくなることがあるため、表示量を守ります。
  • 睡眠不足や飲酒が続くとマグネシウムは失われやすいため、生活リズムの見直しもあわせて大切です。