まず押さえたいポイント

マグネシウムは、神経の高ぶりを鎮めるように働くミネラルです。 そのため「気持ちが落ち着かず寝つきにくい」ときの栄養面でのサポートとして、研究でも注目されています。

なぜ「寝つき」と関係するの?

脳には気持ちのオンとオフを切りかえる自律神経の仕組みがあり、活動モードの『アクセル』(交感神経)と休息モードの『ブレーキ』(副交感神経)にたとえられます。 夜になってもアクセルが踏みっぱなしだと、頭がさえて寝つきにくくなります。

マグネシウムは、このブレーキ側を後押しすると考えられています。 具体的には、神経を興奮させる入口(NMDA受容体)の働きを調整したり、 リラックスに関わる物質GABA)を後押ししたりする役割が知られています。

マグネシウムが神経の高ぶりを鎮め、リラックスを後押しするイメージ

むずかしい言葉が出てきましたが、イメージは「たかぶった神経を、そっとなだめる手助けをする」ということです。

研究では何がわかっている?

これまでに、マグネシウムと睡眠の関係を調べた研究が複数報告されています。

  • 高齢者の不眠を対象に、複数の研究をまとめて、マグネシウム補給と睡眠の関係が検討されています [1]
  • 睡眠の悩みを自覚する成人を対象にした比較試験では、マグネシウムと睡眠の質・日中の調子との関係が調べられています [2]

取り入れ方のヒント

  • まずは食事からほうれん草・ナッツ・大豆製品・海藻・玄米などに多く含まれます。
  • サプリで補う場合は、一度に多く摂るとお腹がゆるくなることがあるため、少量から様子をみましょう。
  • カフェイン・寝る前のスマホなど、睡眠をさまたげる習慣の見直しもあわせて大切です。