まず押さえたいポイント

GABA(ギャバ)は、脳で「ブレーキ役」として働く神経伝達物質で、発酵食品などにも含まれるアミノ酸です。 リラックスや睡眠の質との関係で研究され、機能性表示食品にも使われています。 ただし口からとったGABAが脳にどう届くかには議論があります

なぜ「寝つき」と関係するの?

脳には、活動を促す「アクセル」と、落ち着かせる「ブレーキ」のような仕組みがあります。 夜になってもアクセルが踏まれっぱなしだと、頭がさえて寝つきにくくなります。 GABAはこのうちブレーキ側を受け持つ物質で、神経の高ぶりを鎮めるように働きます [3]

口からとったGABAはおもに腸で働き、神経を介して伝わって寝つきを助けると考えられているイメージ(脳の関所=血液脳関門は直接通りにくい)

ただし大切な注意点があります。 口からとったGABAが、そのまま脳に届くのかははっきりしていません。 脳には余計なものを通しにくい関所(血液脳関門)があるためです。

研究では何がわかっている?

GABAと睡眠の関係は、これまでに複数の研究が報告されています。

  • 経口でとったGABAのストレス・睡眠への影響を調べた研究では、睡眠の質に役立つ可能性を示す報告がある一方、試験の規模や法に限界があり、評価はまだ定まっていないとされています [1]
  • 不眠の症状がある人を対象にした少人数の研究では、米胚芽由来のGABA(1日300mg)をとった群で、寝つきにかかる時間など一部の指標が改善したと報告されています [2]

取り入れ方のヒント

  • 発酵食品や玄米などから食事でも少しずつとれます。サプリは製品の表示量を守りましょう。
  • 就寝の少し前に使う人がいます。就寝前のカフェインスマホを控えるなど、眠りをさまたげる習慣の見直しもあわせて。