まず押さえたいポイント

ビタミンB6は、体の代謝を幅広く支える補酵素です。 エネルギー代謝に欠かせませんが、足りている人がとっても疲れへの上乗せ効果は限定的で、 むしろ大量摂取はかえって神経の障害に注意が必要です。

なぜ「疲れ・だるさ」と関係するの?

ビタミンB6は、たんぱく質やエネルギーの代謝、神経のあいだで情報を伝える物質(神経伝達物質)づくりなど、 体の中の約150もの反応を助けます [1] 体を動かすエネルギーを作る仕組みに関わるため [2] 不足すると体調や気分に影響することがあります。

ビタミンB6がエネルギー代謝などの反応を支える補酵素として働く一方、とりすぎは神経の障害に注意というイメージ

ただし、ふつうの食事をしていれば不足しにくい成分です。

研究では何がわかっている?

  • ビタミンB6はエネルギーや神経の代謝に欠かせない補酵素ですが [1] 足りている人が補って日常の疲れが軽くなるという強い証拠は、今のところ多くありません。
  • むしろ注意したいのが「とりすぎ」です。研究では、B6は不足しても、大量にとりすぎても、手足のしびれなど末梢神経の障害のリスクになりうると報告されています [3]

B6の「疲れ」への意味は、おもに不足を避けることにあります。エナジードリンクやサプリで大量にとるより、食事で過不足なくとるのが安全で現実的です。

取り入れ方のヒント

  • まぐろ・かつお・鶏むね肉・バナナ・にんにく・玄米などからとれます。
  • サプリで補う場合も上限量を守り、多量摂取は避けましょう。