まず押さえたいポイント

イミダゾールジペプチドは、「カルノシン」と「アンセリン」というペプチドをまとめた呼び名で、イミダペプチドとも呼ばれます。 鶏のむね肉や、マグロ・カツオのような回遊魚の筋肉に多く、長く動き続けるスタミナに関わるとされ、抗酸化の働きが研究されています。 心身の疲れや元気の感じ方との関係も調べられています [1]

鶏むね肉や回遊魚の筋肉に多いイミダゾールジペプチド(カルノシン・アンセリン)が、体の酸化のストレスを和らげるように働くと考えられる一方、ヒトの血液では分解する酵素(カルノシナーゼ)によって分解されやすく、疲れへの直接の裏づけは発展途上であることを示すイメージ

なぜ「疲れ」と関係するの?

渡り鳥が長く飛び続けたり、回遊魚が泳ぎ続けたりするとき、その筋肉にはイミダゾールジペプチドが多くたくわえられています。 この成分は、体の中で酸化のストレスを和らげるように働くと考えられており、疲れの素材として注目されてきました。 ただし、ヒトの血液には、この成分を分解する酵素(カルノシナーゼ)があり、口からとると分解されやすいことが知られています [3]

研究では何がわかっている?

  • もとになるアミノ酸(ヒスチジン)を疲れを感じやすい人がとった研究では、頭の疲れや元気の感じ方がどう変わるか調べられています [1]
  • 成分のひとつであるカルノシンと、考える力や心の状態との関連を集めて調べた研究では、良い可能性が示されています [2]
  • 一方で、研究の多くは運動や認知・気分を対象としており、日常の疲れに対する直接の裏づけは、まだ発展途上です。
  • ヒトでは体内で分解されやすいため、口からとったときの届き方についても研究が続いています [3]
イミダゾールジペプチドは、ヒトでは体内で分解されやすく、日常の疲れに対する直接の裏づけはまだ発展途上の段階です。

取り入れ方のヒント

  • 疲れを左右するのは、まず睡眠・食事・休養です。イミダゾールジペプチドはその土台のうえで考える成分です。
  • まずは鶏むね肉や魚など、普段の食事からとるのが基本です。
  • サプリでとる場合は、一度に多くとるより続けてとることが目安とされ、製品の表示量を守りましょう。