まず押さえたいポイント

エゾウコギ(シベリア人参)は、ロシアや中国などで使われてきたウコギ科の植物で、ストレスへの適応を助けるとされる「アダプトゲン」の一つです。 疲れやスタミナの目的で使われてきましたが、ヒトでの研究は結果が一定せず、はっきりした裏づけは限られています。

お「シベリア人参」と呼ばれますが、高麗人参(オタネニンジン)とは別の植物です。

なぜ「疲れ」と関係するの?

エゾウコギは、ストレスに対する体の反応に関わる可能性が研究されてきました [3] このイメージから、疲れやスタミナとの関係が調べられてきましたが、「アダプトゲン」という考え方やその仕組みは、まだ研究の途中です。

エゾウコギがアダプトゲンとしてストレスへの適応に関わると研究される一方、ヒトでの疲れ・スタミナへの裏づけは一定せず限られていることを示すイメージ

研究では何がわかっている?

  • 慢性的な疲れを訴える人を対象に、エゾウコギを見せかけの薬と比べたランダム化比較試験では、全体でははっきりした差が出なかったとしつつ、疲れが中くらいの人の一部で違いがみられた可能性に触れています [1]
  • 持久的な運動のパフォーマンスへの影響を整理したレビューでは、運動成績を高める明確な裏づけは乏しいと整理されています [2]

「使われてはきたものの、ヒトでの裏づけは一定せず限られている」というのが現状です。

取り入れ方のヒント

  • 疲れやスタミナへの効果は限定的です。過度な期待はしないのが現実的です。
  • 血圧や血糖に関わる可能性が指摘されています。高血圧の方や、血圧・血糖を下げる薬を使う方は、利用前に必ず医師にご相談ください。
  • 疲れの土台は、まず睡眠・食事・休養を整えること。エゾウコギはその補助として考えるのが現実的です。