まず押さえたいポイント

クロレラは、培養した単細胞の緑藻を乾燥させたサプリの原料です。 コレステロールや血圧を測った試験が19本集められ、総コレステロールが9.09mg/dL低いと報告されています。 差がはっきりしたのは8週間以上・1日4gを超える量をとった場合で、中性脂肪やBMIは同じようには動いていません。

なぜ「コレステロール」と関係するの?

クロレラには、食物繊維・カロテノイド・クロロフィルなど複数の成分が含まれます。総説では、報告されている作用が特定の1成分によるものか、複数の成分の組み合わせによるものかはまだわかっていないと整理されています [2] 。

クロレラが緑藻から粉末・錠剤になるまでと、測られてきた血液中のコレステロールを示した図

同じ総説は、クロレラが植物由来の食品には含まれないビタミンDとビタミンB12を含み、葉酸と鉄も他の植物性食品より多いと述べています [2] 。

研究では何がわかっている?

  • ランダム化比較試験19本(のべ797人)を集めた2018年の解析では、総コレステロールが9.09mg/dL低いと報告されています(95%信頼区間 -12.91〜-5.26)。LDLコレステロール・収縮期血圧・拡張期血圧・空腹時血糖でも低下が報告されました [1] 。
  • 同じ解析で、中性脂肪・HDLコレステロール・BMIの変化は十分ではありませんでした [1] 。
  • 量と期間で分けた解析では、8週間以上とった場合と、1日4gを超える量をとった場合に、総コレステロール・LDL・血圧の低下がはっきりしたとされています [1] 。
  • 対象で分けると、総コレステロールとLDLの低下は健康上の問題を抱える人で、血圧の低下は高血圧の人で見られました [1] 。著者らは、健康状態の異なる対象でより精密な試験が必要だとしています [1] 。

取り入れ方のヒント

  • 研究で差がはっきりしたのは1日4gを超える量です [1] 。製品によって1粒あたりの量は違うので、1日に何グラムとることになるかを表示で確かめてください。
  • ビタミンKを含みます。ワルファリンなど血を固まりにくくする薬を使っている方は、利用前に必ず医師・薬剤師にご相談ください。
  • コレステロールの数値は、健診や医療機関の検査で追いかけてください。健診で指摘を受けたときは、まず医療機関にご相談ください。