まず押さえたいポイント

ベルベリンは、オウレンやキハダなどの植物に含まれる黄色いアルカロイド(成分)です。 細胞のエネルギーのスイッチ(AMPK)を通して、脂質の作られ方血中脂質の数値がどう変わるかが研究されています。 働きは強めで多くの薬と相互作用するため、脂質の数値が気になる方は医師に相談してください。

なぜ「脂質の代謝」と関係するの?

細胞には、エネルギーが足りないときに入る「省エネスイッチ(AMPK)」があります。 ベルベリンはこのスイッチを入れる向に働き、脂質が作られたり使われたりする流れに関わると考えられています。 そのため、コレステロールや中性脂肪などの指標との関係が研究されています。

ベルベリンが細胞の省エネスイッチ(AMPK)を入れ、糖と脂質の使われ方に関わるとされるイメージ 左にベルベリン、中央にAMPKというスイッチがオンになるようす、右に糖と脂質の代謝に関わることを、矢印でつないだやさしい図。 ベルベリンは細胞の「省エネスイッチ」を入れ、糖と脂質の使われ方に関わるとされる ベルベ リン ON AMPK(省エネスイッチ) 糖の使われ方に関わる 脂質の使われ方に関わる 糖・脂質の代謝に関わる方向で研究(薬の代わりではない)

研究では何がわかっている?

  • 糖尿病でない肥満・脂肪肝の人を対象にベルベリンを調べた比較試験では、脂肪や代謝の指標で前向きな結果が報告されています [1]
  • 比較試験などをまとめた研究でも、血中脂質・血糖・体重などの代謝指標がどう変わるかが検討されています [2]

健診で数値を指摘された方は、自己判断で使わず医師に相談してください

取り入れ方のヒント

  • 研究では1日500mgを2〜3回に分けて、食事とともにとる例が多くみられます。
  • 下痢・便秘・腹痛などが起こりやすいため、少量から始めて様子をみます。
  • 脂質の薬を含め多くの薬と相互作用します。薬を使っている方は併用前に必ず医師・薬剤師へ相談してください。
  • 妊娠・授乳中の方、乳幼児は使用を避けます。