まず押さえたいポイント

食物繊維のうち、水にとけてとろみを作る「水溶性食物繊維」は、 コレステロールとの関係が比較的よく研究されているテーマです。 野菜・果物・海藻・豆・大麦・オーツ麦などに含まれ、毎日の食事から取り入れやすいのが特徴です。

なぜ「コレステロール」と関係するの?

水溶性食物繊維は、おなかの中で水を含んでゲル状になります。 このゲルが、消化を助ける「胆汁酸」を絡め取り、便として体の外に出すのを助けると考えられています。

水溶性食物繊維が胆汁酸を絡めて排出し、肝臓が血中のコレステロールから胆汁酸を補うことで、血中コレステロールの低下に関わるイメージ

胆汁酸はもともとコレステロールから作られます。 出ていった分を肝臓が補おうとして、血液中のコレステロールが使われる——これが、 水溶性食物繊維とコレステロールの関係として説明されています。

研究では何がわかっている?

水溶性食物繊維と血中コレステロールの関係は、複数の研究が報告されています。

  • オーツ・サイリウム・ペクチンなどの水溶性食物繊維が血中コレステロールへ与える影響をまとめた古典的な研究では、LDL(悪玉)コレステロールを下げると報告されています [1]
  • サイリウム(オオバコ由来の水溶性食物繊維)の補給と血中脂質との関係を、用量反応の観点から検討した研究もあります [2]

取り入れ方のヒント

  • まずは食事から。野菜・海藻・豆・果物・大麦(もち麦)・オーツ麦を普段の食事に取り入れるのが続けやすい方法です。
  • 不足しがちなときは、サイリウム(オオバコ)などのサプリで補う方法もあります。表示量を守りましょう。
  • 食物繊維なので、急にたくさんとるとお腹が張ることがあります。水分と一緒に、少しずつ増やしましょう。