まず押さえたいポイント

ホスファチジルセリン(PS)は、脳の神経細胞の膜に多く含まれるリン脂質(油の仲間)です。 記憶や集中力との関係で研究され、機能性表示食品にも使われていますが、効果は控えめというのが現状です。

なぜ「記憶・集中力」と関係するの?

PSは神経細胞の膜の成分として、神経どうしの情報のやりとりを支えていると考えられています。 このイメージから、加齢にともなう記憶のもの忘れなどとの関係が研究されてきました。

ホスファチジルセリンが脳の神経細胞の膜の成分として神経の働きを支えるとされる(効果は控えめ)イメージ

研究では何がわかっている?

  • もの忘れを訴える高齢者を対象にした研究では、オメガ3結合したPSをとった群で、記憶の一部の指標に違いがみられた報告されています [1]
  • 健康な子どもを対象にした研究でも、PSが認知に関わる可能性が検討されています [2]
  • PSは単独だけでなく、イチョウ葉など他の成分と組み合わせても研究されています [3]

立つ可能性を示す報告はありますが、効果は控えめで、組み合わせの研究も多く、評価はまだ定まっていません。

取り入れ方のヒント

  • 機能性表示食品では1日100〜300mg程度が使われています。製品の表示量を守りましょう。
  • 睡眠や運動など、脳の健康を支える生活習慣とあわせて考えるのが現実的です。