まず押さえたいポイント

クレアチンは筋肉のエネルギーの「予備バッテリー」として有名ですが、じつは脳でも同じようにエネルギーをためる役わりをしています。 近年は、記憶や集中といった頭の働きとの関連も研究され、とくに睡眠不足やストレスのときに、考える力を支えるとの報告があります [2]

筋肉で有名なクレアチンが、エネルギーを多く使う脳でもエネルギー(ATP)をすばやく補う『予備バッテリー』として働き、とくに睡眠不足や加齢で脳が疲れている場面で考える力を支えることが研究されていることを示すイメージ

なぜ「記憶・集中」と関係するの?

脳は、体のなかでもとくにエネルギーをたくさん使う器官です。 クレアチンは、筋肉と同じように脳でもエネルギー(ATP)をすばやく補充する助けになると考えられています。 そのため、脳が疲れている場面——睡眠不足や強い集中が続くとき——に、力を発揮しやすいと考えられています [2]

研究では何がわかっている?

  • 高齢の方を対象に、クレアチンと頭の働きの関係を集めて調べた研究では、認知に良い可能性が示されています [1]
  • 睡眠不足のときにクレアチンを一度に多めにとると、考える力の低下が和らいだと報告されています [2]
  • クレアチンは運動の成分として長く研究されてきましたが、近年は脳・認知といった新しい応用にも広がっています [3]
  • 一方で、しっかり眠れている若く健康な人での上乗せ効果は、まだはっきりしないところもあります。
クレアチンは、脳のエネルギーが足りなくなりやすい場面(睡眠不足・加齢など)で、頭の働きを支える可能性が研究されています。

取り入れ方のヒント

  • 記憶や集中をいちばん左右するのは、まず十分な睡眠です。クレアチンはそのうえで試す一手と考えましょう。
  • 研究では1日3〜5gがよく用いられ、毎日続けることが大切とされます。
  • 腎臓に病気がある方・治療中の方は、利用前に医師にご相談ください。