まず押さえたいポイント

亜鉛は、体の防御の仕組み(免疫)の維持に関わるミネラルとして研究されてきました。 不足しないようにしておくことが大切と考えられていますが、とりすぎは逆効果になることもありますまずは食事から、が基本です。

なぜ「免疫」と関係するの?

免疫は、体に入ってきた細菌やウイルスから体を守る仕組みです。この仕組みで働く細胞の多くは、新しく作られたり活発に動いたりするときに亜鉛を必要とします。

そのため亜鉛は、免疫を支える栄養素として知られています [1] 皮膚や粘膜という「入り口の壁」を保つ働きにも関わると考えられています。

亜鉛が免疫細胞の働きや粘膜のバリアの維持に関わるイメージ

とえるなら、体を守る兵士(免疫細胞)が力を発揮するための、欠かせない部品のような役割です。

研究では何がわかっている?

  • 免疫や血液に関わる体の不調の予防における栄養素の役割を整理した研究では、亜鉛と免疫の働きとの関連が論じられています [1]
  • 成人の呼吸器感染の予防に関する栄養素を比べた研究でも、亜鉛が取り上げられています [2]
  • 乳児を対象に、亜鉛の補給が呼吸器感染や下痢にどう影響するかを調べた比較試験も報告されています [3]

亜鉛はとりすぎると銅の吸収を妨げるなど、逆効果になることがあります。

取り入れ方のヒント

  • 食品では、かき(牡蠣)・赤身肉・レバー・大豆製品・ナッツなどに多く含まれます。
  • サプリで補う場合は、過剰摂取を避けるため表示量を守り、長期に多くとりすぎないようにしましょう。