まず押さえたいポイント

亜鉛は、爪や髪・肌の材料となるたんぱく(ケラチン)づくりや、細胞が新しく分かれる働きに関わるミネラルです。 亜鉛が不足すると爪に変化が出ることがありますが、足りている人が補って爪が丈夫になるという確かな裏づけは、今のところ乏しいのが現状です。

なぜ「爪」と関係するの?

爪は、根もとで細胞が分かれ、ケラチンというたんぱく質が積み重なってできます。 亜鉛はこの材料づくりと細胞分裂を支えるため、不足すると爪の表面や伸び方に影響が出ることがあると考えられています。

亜鉛が爪や肌の材料(ケラチン)づくりと細胞分裂に関わり、不足すると爪に影響が出ることがあるとされるイメージ

研究では何がわかっている?

  • 高齢者で、爪の変化(表面・厚み・割れなど)と血液中の亜鉛の値との関係を調べた観察研究では、亜鉛の状態と爪の変化との関連が検討されています [1] ただし観察研究のため、補えば丈夫になると示すものではありません。
  • 髪・肌・爪をまとめてケアするサプリを整理した研究でも、不足を補う意味はある一方、足りている人での裏づけは限られると指摘されています [2]

亜鉛は不足を防ぐことが基本で、足りている人がとって爪が丈夫になる裏づけは乏しいのが現状です

取り入れ方のヒント

  • 亜鉛は牡蠣・赤身肉・レバー・大豆製品・ナッツなどに多く含まれます。まずは食事から。
  • とりすぎると銅の吸収を妨げるなど逆効果になることがあるため、表示量を守ります。
  • 爪の色や形が急に変わる割れが続く場合は、皮膚科などに相談しましょう。