まず押さえたいポイント

口臭の多くは、口の中の細菌が作る「におい物質揮発性硫黄化合物=VSC)」が原因です [2] 亜鉛は、このにおい物質と結びついて、においを抑えるように働くとされ、歯みがき粉や洗口液などに使われています。 研究では、亜鉛を加えたタブレットがにおい物質を抑えたと報告されています [1]

口臭の多くが口内の細菌の作るにおい物質(揮発性硫黄化合物=VSC)に由来すること、亜鉛がそのにおい物質と結びついてにおいを抑えるように働き、歯みがき粉や洗口液に使われる一方、口臭ケアの基本は歯みがき・受診であることを示すイメージ

なぜ「口臭」と関係するの?

口臭の正体の多くは、口内の細菌が作る「におい物質(硫黄を含むガス)」です [2] 亜鉛は、金属の一種としてこの硫黄を含む物質と結びつきやすく、においのもとをつかまえて抑えるように働くと考えられています。 このため、亜鉛は飲むサプリよりも、歯みがき粉・洗口液・口中タブレットなど、口の中で使う形で研究されています [1]

研究では何がわかっている?

  • 亜鉛を加えたタブレットが、口臭のもとになるにおい物質揮発性硫黄化合物)をどれくらい抑えるかを比べた研究では、おいを抑えると報告されています [1]
  • 口臭の主な原因がにおい物質(VSC)であることや、洗口液などの対処は効果が一時的なことも整理されています [2]
  • 亜鉛は、においのもとと結びつく性質から、歯みがき粉や洗口液に広く使われています。
  • 一方で、口臭の原因はさまざまで、亜鉛だけで解決するわけではありません。
亜鉛は口臭のもと(におい物質)を抑える働きで使われますが、口臭ケアの基本は歯みがきと、原因をはっきりさせる受診です。

取り入れ方のヒント

  • 口臭ケアの基本は、歯みがき・舌の清掃・定期的な歯科受診です。亜鉛入りの製品はその補いとして考えましょう。
  • 亜鉛は飲むより、歯みがき粉・洗口液・口中タブレットなど口の中で使う形が中心です。
  • 口臭が長引くときは、歯ぐきの病気など別の原因のことも多いので、一度歯科で相談すると安心です。