まず押さえたいポイント

ビオチンは、ビタミンB群の一種(ビタミンB7)で、卵やナッツなどに含まれ、普段の食事から十分にとれます。 爪のもろさを気にして使われることがありますが、不足していない人で爪が丈夫になるという確かな裏づけは限られています

なぜ「爪」と関係するの?

ビオチンが不足すると、髪や肌とともに爪にも影響が出ることがあります。 このことから爪のもろさに使われてきましたが、普段の食事をしていれば不足はまれです。 足りている人が足しても、もろさが解消するとは限りません。

ビオチンは不足すると爪や髪に影響しうるが、不足していない人で爪が丈夫になる裏づけは限られ、血液検査の値を狂わせる注意があることを示すイメージ

研究では何がわかっている?

  • 爪や髪・肌へのビオチンの使われ方を見直した研究では、ビオチン不足が確認されていない人での裏づけはとぼしく、加えてサプリが血液検査の値を狂わせることがある点に注意が必要だとされています [1]
  • ビオチンの使われ方を整理した研究でも、不足している人では役立つ可能性がある一方、足りている人での裏づけは確かでないと整理されています [2]
  • 髪の悩みを訴える人のビオチンを調べた研究では、不足の背景に別の要因がからんでいることが多いと報告されています [3]

爪のもろさには、乾燥や水仕事の負担、甲状腺や不足など、別の要因も関わります。

取り入れ方のヒント

  • ビオチンは普段の食事から十分にとれます。爪のために多くとっても、不足していなければ手ごたえは期待しにくいのが現実的です。
  • 爪のもろさには、ハンドクリームでの保湿や、水仕事のときの手袋など、外側のケアもあわせて。
  • 検査の予定があるときは、ビオチンをとっていることを医師に伝えましょう(検査値に影響することがあります)。