まず押さえたいポイント

月見草オイルは、γ-リノレン酸(GLA)という脂肪酸を含むオイルで、PMS(月経前症候群)や生理前の乳房の張りの目的で使われてきました。 ただ、研究では見せかけの薬とのはっきりした差が出にくく効果の評価は分かれています。

なぜ「生理前の不調」と関係するの?

生理前の不調には、ホルモンの変化や、痛み・炎症に関わる物質の働きが関係すると考えられています。 月見草オイルのγ-リノレン酸は、こうした物質のもとになるイメージから、PMSや周期的な乳房の張りとの関係が調べられてきました [3]

月見草オイル(γ-リノレン酸)がPMSや生理前の乳房の張りとの関係で研究される一方、効果は賛否が分かれることを示すイメージ

研究では何がわかっている?

研究の結果は分かれています。

  • 生理の周期に合わせて起こる乳房の張り・痛みについて、植物由来の成分を調べた研究では、月見草オイルを含むいくつかの成分が検討されていますが、効果の評価にはばらつきがあると整理されています [1]
  • 周期的な乳房の痛みに対し、ビタミンE月見草オイルを見せかけの薬と比べた小規模な研究では、痛みについてはっきりした差は示されなかったと報告されています [2]
  • PMSの不調に対して植物由来の成分を整理した研究でも、月見草オイルについては役立つという確かな裏づけは十分でないとされています [3]

「使われてはきたものの、はっきりした差は言いにくい」というのが現状です。

取り入れ方のヒント

  • 月経トラブルへの効果の裏づけは、限定的です。
  • 生理前のつらい不調が続く場合は、別の対処も含めて医療機関で相談する選択肢が大切です。