まず押さえたいポイント

ビタミンEは、脂に溶けるビタミンで、体のサビつきを抑える「抗酸化」の働きに関わります。 生理痛や生理前の不調との関係が研究され、和らぐとの報告がある一方、全体としての裏づけは限られています。

なぜ「生理痛・生理前の不調」と関係するの?

生理痛には、痛みに関わる物質(プロスタグランジン)の働きが関係すると考えられています。 ビタミンEは、抗酸化の働きや、この痛みに関わる物質との関連が研究されてきました。 ただし、その仕組みははっきりしていません。

ビタミンEが抗酸化や痛みに関わる物質(プロスタグランジン)との関連で研究され、生理痛などが和らぐとの報告がある一方、全体としての裏づけは限られていることを示すイメージ

研究では何がわかっている?

  • 生理痛に対するビタミンEなどの栄養補助を集めて整理したコクランの研究では、一部で和らぐ報告がある一方、研究の質は高くなく、確かな結論には至っていないと整理されています [1]
  • 生理痛のある女性を対象にした研究では、ビタミンEで生理痛が和らぐとの報告があります [2]
  • 生理前の不調(PMS)のある女性を対象にした研究でも、一部の症状が和らぐとの報告があります [3]

「和らぐ報告はあるが、研究の質は高くなく、裏づけは限られている」というのが現状です。

取り入れ方のヒント

  • ビタミンEはナッツや植物油などの食事からとれます。サプリでの大量・長期のとりすぎは避けましょう。
  • 血を固まりにくくする薬を使う方は、利用前に必ず医師にご相談ください。
  • 生理痛・生理前の不調が強い・長く続く場合は、婦人科を受診するのが基本です。