まず押さえたいポイント

マカは、アンデスの高地で育つ根菜で、更年期のゆら(ほてりや気分の波など)との関係でも研究されてきました。 大豆イソフラボンエクオールのように女性ホルモンに似た成分は含まず、別の道すじで調べられているのが特徴です。 ただし研究は小規模なものが多く、全体としての評価はまだ定まっていません

なぜ「更年期のゆらぎ」と関係するの?

更年期に女性ホルモン(エストロゲン)が少しずつ減り、その影響でほてりや気分の波などのゆらぎを感じやすくなります。 大豆イソフラボンやエクオールは、この女性ホルモンに似た働きから、ゆらぎとの関係が調べられてきました。

一方マカは、ホルモンに似た成分を含みません。 体がストレスや変化に対応するのを内側から支える向で古くから使われてきた根菜で、この切り口から更年期のゆらぎとの関係が調べられています。

大豆やエクオールは女性ホルモンに似た働きで、マカはホルモンに似た成分を含まず体の調子を支える方向で更年期のゆらぎと関わると研究されるようすを描いた図 更年期は女性ホルモンが減ってゆらぎが起きやすくなる。大豆・エクオールは女性ホルモンに似た「合鍵」で受容体にはたらく道すじ、マカはホルモンに似た成分を含まず体の調子ぜんたいを支える別の道すじで研究されていることを、対比してやさしく描いた図。 更年期=女性ホルモンが減ってゆらぎが起きやすい/成分によって関わり方が違う 大豆・エクオール 受容体(鍵穴) 女性ホルモンに似た合鍵 マカ(アンデスの根菜) ホルモンに似た成分は含まない 体の調子ぜんたいを支える方向 更年期のゆらぎとの関わりを研究(研究は小規模・裏づけは限定的)

研究では何がわかっている?

  • 更年期の症状に対するマカの働きを、複数の試験を集めて評価した系統レビューでは、ほてりなどの指標で良い変化の可能性が示される一方、参加者が少なく研究の質にばらつきがあると整理されています [1]
  • 閉経後の女性を含めて、マカと性機能との関係を調べた研究でも、有望としつつ、研究数が限られると述べられています [2]
  • マカの健康にまつわる宣伝と根拠を照らし合わせて批判的に検討した研究では、質の高いヒトの裏づけはまだ限られ、宣伝されるほどの確かさはないと指摘されています [3]

更年期をめぐる試験は、参加者が数十人規模の小さなものが中心です。 良い可能性を示す報告はあるものの、確かなことを言うには研究の積み重ねがまだ足りていません。

取り入れ方のヒント

  • 更年期のゆらぎがつらいときは、まず婦人科など医療機関に相談するのが基本です。マカはそのうえで取り入れるか考える一手です。
  • 研究で用いられているのは、1日あたり1.5〜3gほどの粉末です。製品によって色や中身が異なるため、表示を確認して続けやすい範囲で取り入れましょう。