まず押さえたいポイント

ブラックコホシュは、北米原産のキンポウゲ科の植物で、根や根茎が使われます。 更年期のほてりなどの目的で古くから広く使われてきましたが、研究では和らぐ報告とそうでない報告があり、評価は分かれています。 また、まれに肝機能の異常や肝障害が報告される点に注意が必要です。

なぜ「更年期の不調」と関係するの?

更年期の不調には、女性ホルモンの変化が関係すると考えられています。 ブラックコホシュはかつて女性ホルモンに似た働きが考えられていましたが、最近の研究ではその仕組みははっきりしていません [3]

ブラックコホシュが更年期のほてりなどをやわらげる目的で使われる一方、和らぐ報告とそうでない報告があり評価が分かれること、まれに肝機能の異常や肝障害が報告され注意が必要なことを示すイメージ

研究では何がわかっている?

  • 更年期の不調に対するブラックコホシュの研究を集めて解析した研究では、ほてりなどが和らぐとの報告がある一方、結果にはばらつきがあると整理されています [1]
  • 乳がんの既往がある女性のほてりを対象にした研究では、見せかけの薬とはっきりした差は示されなかったと報告されています [2]
  • 効果と安全性を整理したレビューでは、まれに肝機能の異常や肝障害が報告される点に注意が必要だと解説されています [3]

「和らぐ報告もあるが評価は分かれ、肝臓への注意も必要」というのが現状です。

取り入れ方のヒント

  • まれに肝機能の異常や肝障害が報告される点に注意が必要です。だるさ・食欲不振・皮膚や白目が黄色くなるなどの症状が出たら、利用を中止して医療機関を受診してください。
  • 肝臓に病気のある方、ホルモンに関わる病気の既往・治療中の方は、利用前に必ず医師にご相談ください。
  • 更年期のつらい不調が続く場合は、医療機関で相談する選択肢も大切です。