まず押さえたいポイント

クルクミンは、カレーでおなじみのウコン(ターメリック)に含まれる黄色い色素です。 関節の健康を気づかう文脈で研究されている成分で、カギになるのは抗酸化や炎症に関わる働きです。

なぜ「関節」と関係するの?

関節の違和感には、炎症や、体の中で起きるサビ(酸化)のようなものが関わると考えられています。 長く使ってきた機械の継ぎ目がきしむように、関節も使ううちに負担がかかりやすい場所です。

クルクミンは、この抗酸化や炎症に関わる経路に関与するのではないか、と研究で考えられています。 イメージは、金属がサビないように守る“サビ止め”のようなもの。体の中で起きるサビ(酸化)を気づかう発想です。

ウコンの色素クルクミンが、抗酸化や炎症に関わる経路に関与するとされるイメージ

むずかしい言葉が出てきましたが、ポイントは「関節まわりのサビ(酸化)や炎症を気づかう手助け」というイメージです。

研究では何がわかっている?

  • 変形性関節症について、各種のクルクミン製剤を扱った研究をまとめて見渡した研究では、クルクミンが検討対象の一つとして整理されています [1]
  • 変形性膝関節症の成人を対象に、塗るタイプのクルクミン製剤と膝の状態との関係を調べた研究(研究)も報告されています [2]
  • ただし、クルクミンは製剤によって体への取り込まれやすさが大きく違うため、研究によって結果にばらつきがあります。「すべての人にあてはまる」と言い切れる段階ではありません。

クルクミンは水に溶けにくく、そのままでは吸収されにくいため、研究では吸収を高める工夫をした製剤が多く、同じ「クルクミン」でも製品ごとに条件が異なります。

取り入れ方のヒント

  • いちばん身近なのは、ウコンを使った料理(カレーなど)から少しずつとる法です。
  • 吸収が低い成分なので、脂質(油)といっしょにとったり、ピペリン(こしょうの辛み成分)と組み合わせると、研究では吸収を高めた例があります。
  • サプリを選ぶときは、「吸収を高めた製剤」かどうかが一つの目安になります。
  • 体を動かす習慣や、無理のない範囲で関節をいたわる生活面の基本もあわせて大切です。