まず押さえたいポイント

クルクミンは、ウコンに含まれる黄色い色素で、体のサビ(酸化)や炎症に関わる成分として研究されています。 研究では脂肪肝の人で、肝臓の指標との関係が調べられています。ただしクルクミンはそのままでは吸収されにくい性質があります。

クルクミン(ウコンの黄色い成分)が体の炎症や酸化に関わり、脂肪肝での肝臓の指標との関連が研究されていることをやさしく示した図

なぜ「肝臓の健康」と関係するの?

脂肪肝は、肝臓に脂肪がたまり、炎症が起こりやすくなった状態です。 クルクミンは、こうした炎症や酸化を鎮めることに関わると考えられ、肝臓との関係が調べられてきました。 ただし、クルクミンは口からとっても吸収されにくく、研究では吸収を高めた(こしょうの成分ピペリンと一緒に、またはフィトソーム型)が使われることが多いです。

研究では何がわかっている?

  • 脂肪肝(NAFLD)の人を対象に、クルクミンを見せかけの薬と比べた研究では、炎症や肝臓の指標の変化が調べられています [1]
  • 吸収を高めたクルクミンを使った別の研究でも、肝臓の酵素(ALT・ASTなど)の値が下がるかが調べられています [2]

研究の規模は大きくなく、効果の大きさはこれからの検討が必要とされます。

取り入れ方のヒント

  • まずは食事から。ウコンはカレーなどのスパイスとして無理なく取り入れられます。
  • ウコンのサプリで、まれに肝臓の不調が報告されることがあります。とりすぎは避け、胆石・胆道の持病がある方や服薬中(とくに血を固まりにくくする薬)の方は、利用前に医師にご相談ください。
  • 健康診断で肝臓の数値が気になる場合は、自己判断でサプリに頼らず医療機関にご相談ください。