まず押さえたいポイント

ノコギリヤシは、男性ホルモンとの関連から、髪のハリ・コシや頭皮環境をケアする分野で研究されてきた植物成分です。研究では髪に関する指標で良い変化の報告がある一方、その数や質には限りがあるされています。

なぜ「髪のハリ・コシ」と関係するの?

髪は、毛根の奥にある「毛包(もうほう)」で作られ、伸びる・抜ける・また生えるというサイクルをくり返しています。

このサイクルには、男性ホルモンから変化する「DHT」という物質が働くとされています。ノコギリヤシの脂溶性成分は、このDHTができる過程に関わると考えられており [1] 髪のハリ・コシや頭皮環境を意識する人の観点で注目されています。

ノコギリヤシの成分が、髪のサイクルに関わるDHTを作る過程に働くイメージ

とえるなら、髪が育つ“畑”である頭皮の環境を気づかう、というイメージです。

研究では何がわかっている?

  • 薄毛に対するノコギリヤシの効果についての研究があります [1] 髪に関する指標で良い変化を報告したものがある一方、研究の数や質には限りがあるとされています。
  • 男性型脱毛の傾向がある成人で、標準化したノコギリヤシ油とプラセボを16週間比べた試験では、抜け毛や髪に関する指標で違いがみられた報告されています [2]
  • さまざまなサプリ成分を比べた研究でも、髪の本数や密度などの指標がどう変わるかが調べられています [3]

取り入れ方のヒント

  • 研究では、脂溶性エキスとして1日320mg程度を用いた例があります。選ぶときはエキスの量の表示が目安になります。
  • 髪のサイクルはゆっくりです。取り入れる場合も、生活習慣とあわせて一定期間ようすをみる姿勢が現実的です。