ノコギリヤシって、どんな栄養素?

ノコギリヤシは、北アメリカの暖かい地域に生えているヤシの仲間です。葉のふちがノコギリのギザギザに似ていることから、この名前で呼ばれています。

サプリで使われるのは、その赤黒い果実からとったエキスの部分。現地では古くから利用されてきた歴史があり、いまは主にサプリメントの形で取り入れられています。

注目されているのは、果実に多い脂にとけやすい成分(脂肪酸や植物ステロールなど)です。これらが、高年の男性に多いトイレの悩みや前立腺の健康との関係研究されています。前立腺は、男性の体の中で尿の通り道(尿道)を囲むように位置する、栗の実くらいの大きさの器官です。

どうやって摂る?

  • 果実そのものを食べることはまれで、サプリ(エキス)として取り入れるのが一般的です。
  • 研究では、成分を「脂溶性エキスとして1日320mg程度」とそろえて調べた例があります。ノコギリヤシでは脂肪酸を多く残す脂溶性エキスが使われることが多く、その旨が書かれているかが製品を見比べる手がかりになります。
  • 脂にとけやすい成分なので、食事とともにとると体になじみやすいと考えられています。
  • ノコギリヤシは食品であり、トイレの悩みそのものを片づけてくれるものではありません。中高年に多い尿の悩みは原因もさまざまなので、気になる症状が続くときは自己判断で抱え込まず、まず泌尿器科で相談することをおすすめします。エキスはその上で取り入れるかを考える選択肢の一つです。