まず押さえたいポイント

ケイ素と髪を直接調べた人の研究はあります。ただし、中心となるのは特定のコリン安定化オルトケイ酸を使った小規模な比較試験です。 確認されたのは主に髪一本の太さと引張特性で、毛髪本数や脱毛の原因を扱った研究ではありません。

なぜ「髪のハリ・コシ」と関係するの?

髪は、ケラチンというたんぱく質の繊維が束になった構造です。髪のハリや切れにくさは、一本の太さ、内部の結びつき、熱や摩擦による傷みなどで変わります。 ケイ素が髪の中で担う仕組みは確定していません。そこで研究では、細いロープの品質検査のように、髪を引っ張ったときの強さや断面積を測っています。

ケイ素の研究で、髪の繊維構造・太さ・引張特性が測られていることを示す図

研究では何がわかっている?

  • 細い髪の女性48人を対象に、ケイ素として1日10mgのコリン安定化オルトケイ酸または見せかけの食品を9か月使った試験があります。髪の断面積と引張特性の一部で群間差が報告されました [1]
  • 光による肌の変化がある女性50人を20週間追跡した別の試験では、同じ形のケイ素を使い、髪と爪のもろさに関する自己評価が開始前より変化しました [2]
  • 2件は研究者の一部が重なり、どちらも特定製剤を使っています。異なる研究チームや別のケイ素製品で同じ結果が得られるかは確認が足りません。

「髪一本の物理特性」と「髪の本数・抜け毛」は別の評価項目です。広告を見るときも、何を測った数字かを分けて読みます。

取り入れ方のヒント

「シリカ配合」だけでは、研究と同じ形・量か判断できません。ケイ素としての含有量と化学的な形を確認し、製品表示の範囲で使います。