飲むヒアルロン酸は肌のうるおいに関係するの?

ヒアルロン酸は、もともと肌や関節にある「水を抱えこむ」性質をもつ成分です。 ここでお話しするのは、化粧品や注射ではなく飲むタイプ(サプリ)ヒアルロン酸です。 7件のランダム化比較試験をまとめた2025年のメタ分析では、肌の水分量について、とらなかった群との差が報告されています [1]

なぜ「肌のうるおい・ハリ」と関係するの?

ヒアルロン酸は、わずかな量で多くの水分を抱えこめる成分で、 肌の水分持に関わることが知られています。

水を抱えこむ性質をもつヒアルロン酸が、肌のうるおい・ハリを保つ手助けをするとされるイメージ

ただし、飲んだヒアルロン酸が体の中でどう使われ、肌にどう関わるのかは、 まだ研究が続いている段階です。「飲めば肌に直接届く」と単純に言いきれるものではありません。

研究ではどこまで報告されている?

  • 7件のランダム化比較試験をまとめた2025年のメタ分析では、肌の水分量・弾力・しわの深さで有意な差が報告されています。一方、水分の蒸散(肌から水分が逃げていく量)では有意な差はみられませんでした [1]
  • 女性129人を対象にした2023年の二重盲検のランダム化比較試験では、飲みはじめて2〜8週間で肌の水分量が増えたと報告されています。若い年代と高齢の年代のどちらでも同じ傾向でした [2]
  • 経口の美容サプリを保湿の観点から調べた2022年のメタ分析(2000〜2021年の66件のランダム化比較試験)でも、ヒアルロン酸で肌の水分量の増加が報告されました。同じ解析では、コラーゲンとセラミド水分量の増加と水分の蒸散の減少の両方が、乳酸菌や発酵食品では差がみられなかったとされています [3]

研究によって対象の年代・製品・期間が異なるため、報告されている変化の大きさにも幅があります。

取り入れ方のヒント

  • もともと体内にある成分なので、食事から特別に多くとる必要はありません。
  • サプリでとるなら表示の量を目安に、毎日続けるのが基本です。
  • 肌のうるおいのためには、保湿や紫外線対策といった基本のケアとあわせましょう。