まず押さえたいポイント

乳酸菌やビフィズス菌は、腸内環境を整える働きで知られる菌です。 近年は「腸の調子が肌に映る」という腸と肌のつながり(腸-皮膚軸)から、ニキビとの関連が調べられています。

なぜ「ニキビ・肌あれ」と関係するの?

腸と肌は、一見はなれていますが、体の中では炎症や免疫を通してつながっていると考えられています。 これを腸-皮膚軸(ちょう-ひふじく)と呼びます。 腸内環境が乱れると、炎症に関わる物質を通じて肌の赤みやニキビの状態にも影響する可能性があります。乳酸菌は腸内環境を整える側から、ニキビの数や重症度がどう変わるかを調べる研究で扱われています。

乳酸菌が腸内環境を整え、腸と肌のつながり(腸-皮膚軸)からニキビの調子を支える観点で研究されていることを示すイメージ

腸と肌をつなぐ連絡通路を、内側から整える、というイメージです。

研究では何がわかっている?

  • ニキビに対する乳酸菌などを、比較試験をまとめて検討した研究では、ニキビの数や重症度を測る点数がどう変わるかが調べられています [1]
  • 飲むタイプの乳酸菌とニキビの関係を、二重盲検の比較試験をまとめて検討した研究でも、ニキビの数や程度の指標で前向きな報告があります [2]

一方で、使われた菌の種類や期間はさまざまで、どの菌がどれだけ、という決め手はこれからの面があります

取り入れ方のヒント

  • まずはヨーグルト・納豆・みそ・キムチなどの発酵食品から。菌のエサになる食物繊維一緒に。
  • 菌の種類や相性は人それぞれです。1〜数週間ためして、自分に合うかを見るのが現実的です。
  • ニキビがつらい・なかなか引かない場合は、皮膚科の受診をおすすめします。