まず押さえたいポイント

花粉などによる季節のムズムズ(アレルギー性鼻炎)と、おなかの(腸内環境)との関係が研究されています。 プロバイオティクスはその一つとして調べられていますが、結果は研究によってばらつきがあるのが現状です。

なぜ「季節のムズムズ」と関係するの?

季節のムズムズは、花粉という本来は無害なものに対して、体の免疫が必要以上に強く反応してしまうことで起こると考えられています。鼻の粘膜という「外気の入り口」で、この過剰な反応が出やすくなります。

この「反応の強さ」のさじ加減には、おなかの菌のバランスが関わっているとされます。プロバイオティクス(乳酸菌・ビフィズス菌など)は、腸内環境を通じて免疫の反応が行きすぎないことに関わると考えられています [1]

おなかの菌のバランスが免疫に関わり、季節のムズムズとの関連が研究されているイメージ

とえるなら、アクセルを踏みすぎがちな免疫の反応に、おなかの菌が“ブレーキ役”としてそっと添う、というイメージです。

研究では何がわかっている?

  • アレルギー性鼻炎(季節のムズムズを含む)に対するプロバイオティクスを、比較試験を集めて評価した研究があります [1] くしゃみ・鼻水・鼻づまりの点数や生活の質が良くなる可能性は示されていますが、確立した結論には至っていません。
  • 上気道の不調やアレルギー性鼻炎などをまとめて調べた近年の研究でも、研究ごとのばらつきが大きく、効果はまだはっきりしないとされています [2]
  • 子どものアレルギー性鼻炎を対象にした研究では、鼻の症状を測る点数がどう変わるかが調べられています [3]

取り入れ方のヒント

  • 食品では、ヨーグルトや乳酸菌飲料、納豆・みそなどの発酵食品から取り入れられます。
  • 菌の種類によって報告は異なります。合うかどうかには個人差があるため、一定期間ようすをみるとよいでしょう。