まず押さえたいポイント

ケルセチンは、玉ねぎやりんご、緑茶などに多いポリフェノール(フラボノイド)の一種で、花粉などによる季節のムズムズの目的で使われます。 ヒスタミンをおさえる働きが研究されていますが、人での効果は研究によってばらつきがあり、はっきりしない面があります

なぜ「花粉・季節のムズムズ」と関係するの?

花粉などのアレルギーでは、体の中で「ヒスタミン」という、くしゃみやかゆみのもとになる物質が出ます。 ケルセチンは、このヒスタミンが出るのをおさえる働きが研究されてきました [1]

ケルセチンが、くしゃみ・かゆみのもとになるヒスタミンが出るのをおさえる働きが研究されているイメージ(人での効果ははっきりしない面も)

研究では何がわかっている?

  • ケルセチンなどのポリフェノールが鼻のアレルギー(アレルギー性鼻炎)の症状に役立つかを、人を対象に調べた研究では、役立つ可能性がある一方、結果がばらついてはっきりしないと整理されています [2]
  • ケルセチンのアレルギーへの働きを整理した研究では、ヒスタミンが出るのをおさえたり、アレルギーに関わる免疫のバランスを整えたりする働きが述べられています [1]
  • 動物を使った研究をまとめた分析では、アレルギーの症状を和らげるとの結果が示されていますが、これは人での効果を確かめたものではありません [3]

メカニズム(仕組み)は有望ですが、人での効果はまだはっきりしない、というのが現状です。

取り入れ方のヒント

  • 玉ねぎや緑茶など、普段の食事からもとれる成分です。
  • 花粉の時期はシーズン前から続けて使う人がいますが、つらい症状が続く場合は医療機関で相談しましょう。