まず押さえたいポイント

キトサンは、カニやエビの殻からとれる食物繊維一種です。 食事に含まれる脂肪を抱えこみ、吸収されにくくして便として出す方向で研究されています。 ただし効果の大きさは小さめで賛否があり、甲殻類アレルギーのある方は使用を避けます。

なぜ「脂肪の吸収」と関係するの?

キトサンはプラスの電気を帯びた食物繊維で、マイナスの電気を帯びた(あぶら)をスポンジのように抱えこむ性質があります。 この性質から、食事の脂肪の一部を吸着し、吸収されずに便として出すと考えられています。

キトサンが食事の脂肪を抱えこみ、吸収されにくくして便として出すとされるイメージ カニ・エビの殻由来の食物繊維キトサンが、食事の油のしずくをスポンジのように抱えこみ、便として出るようすをやさしく描いた図。 キトサンは食事の「脂肪」を抱えこむとされる 食事の脂肪 キトサン(食物繊維) 便として 出る 脂肪を抱えこんで吸収されにくくするとされる(効果は小さめ・賛否あり)

同じ仕組みで、脂にとけるビタミンや一部の薬の吸収も妨げる可能性があるため、薬とは時間をずらします。

研究では何がわかっている?

  • 太りぎみのタイ人女性60人で、キトサン(オリゴ糖)と血中の脂質との関係を調べた研究では、脂質の指標で前向きな変化が報告されています [1]
  • 太りぎみの成人で、キトサンと運動を組み合わせて代謝の指標を調べた研究もあります [2]

キトサンによる体重への効果は、これまでの研究では小さめで一定しません脂肪を含む食事の食べ過ぎを前提にせず、食事の見直しが基本です。

取り入れ方のヒント

  • 脂肪を含む食事の前にとる研究がみられます。製品の目安量を守ります。
  • カニ・エビの殻が原料です。甲殻類アレルギーのある方は使用を避けてください。
  • 薬や脂溶性ビタミンの吸収を妨げる可能性があるため、薬とは時間をずらしましょう。