まず押さえたいポイント

スルフォラファンは、ブロッコリーの新芽(ブロッコリースプラウト)に多い辛味のもとになる成分です。 体の解毒・抗酸化のスイッチである「Nrf2(エヌアールエフツー)」を入れ、解毒に関わる酵素を後押しする働きが研究されています [1] 解毒の主役である肝臓との関係も調べられてきました [2]

ブロッコリースプラウトに多いスルフォラファンが、体の解毒・抗酸化のスイッチ(Nrf2)を入れ、肝臓の解毒に関わる酵素を後押しする働きが研究されている一方、健康な人のお酒・肝臓ケアとしての裏づけは発展途上であることを示すイメージ

なぜ「お酒・肝臓ケア」と関係するの?

肝臓は、体に入ったものを処理し、不要なものを解毒する「体の化学工場」のような臓器です。 スルフォラファンは、その解毒や抗酸化のスイッチ(Nrf2)を入れ、関わる酵素の働きを後押しする働きが研究されています [1] この仕組みから、肝臓を守る可能性が調べられてきましたが、研究の多くは肝臓の病気がある人や動物が対象です [2]

研究では何がわかっている?

  • スルフォラファンは、解毒・抗酸化のスイッチ(Nrf2)を通じて、解毒に関わる酵素を後押しする働きが知られています [1]
  • 肝臓の病気との関連を集めて調べた研究では、肝臓を守る可能性が検討されています [2]
  • 脂肪肝のある女性を対象に、ブロッコリースプラウトと運動が肝臓の働きの目安(血液中の数値)をどう変えるかを調べた研究もあります [3]
  • 一方で、健康な人が「お酒・肝臓ケア」としてとったときの裏づけは、まだ発展途上です。
スルフォラファンの研究の多くは肝臓の病気がある人が対象で、健康な人のお酒・肝臓ケアの裏づけは発展途上です。お酒を飲む口実にはなりません。

取り入れ方のヒント

  • まずはブロッコリースプラウトなど、食品からとるのが基本です。新芽はよく噛むと成分が生まれやすくなります。
  • 肝臓をいたわる近道は、お酒を適量にして休肝日を作ることです。スルフォラファンはその補いとして考えましょう。
  • 肝臓の数値が気になる方や治療中の方は、自己判断にせず、まず医師に相談してください。