まず押さえたいポイント

オルニチンはしじみに多いアミノ酸で、「お酒の前後に」と使われることが多い成分です。 肝臓でのアンモニア処理に関わりますが、健康な人の二日酔いや疲れへの効果の証拠は限られている、というのが正直なところです。

なぜ「お酒・二日酔い」と関係するの?

お酒を飲むと肝臓は忙しく働きます。 体の中では、たんぱく質の分解などで生じるアンモニアを、肝臓が処理しています(尿素回路)。 オルニチンはこの流れに加わるため [1] お酒とのお付き合いの場面で注目されてきました。

オルニチンが肝臓のアンモニア処理(尿素回路)に関わる一方、健康な人での効果の証拠は限られることを示すイメージ

研究では何がわかっている?

  • 強い証拠があるのは、じつは健康な人の二日酔いではなく、肝臓の重い病気(肝硬変にともなう肝性脳症)に対する『L-オルニチン-L-アスパラギン酸(LOLA)』という薬としての使い方です [2]
  • 脂肪肝など他の肝臓の状態でも検討されていますが、まだ研究段階です [3]
  • 一方、健康な人が市販サプリとしてとる場合の効果については、情報がまだ限られると整理されています [1]

医療で使われる薬と、市販サプリの日常使いは別の話、という点が大切です。

取り入れ方のヒント

  • まずはお酒を飲みすぎないことが基本です。サプリは飲酒の影響を帳消しにするものではありません。
  • しじみなどの食事から取り入れるのもよいでしょう。サプリを使う場合は表示量を守りましょう。