まず押さえたいポイント

ビートルートは、赤い野菜「ビーツ」やそのジュースから作る素材で、「硝酸塩」を多く含みます。 硝酸塩は体の中で一酸化窒素(NO)に変わり、運動での酸素の使われ方に働くとして、持久力との関連が研究されてきました。

なぜ「持久力」と関係するの?

ビーツの硝酸塩は、体の中で一酸化窒素(NO)に変わります [3] 一酸化窒素は血管をひろげる合図になり、運動での酸素の使われ方を効率よくすることに働くと研究されています。 このイメージから、持久的な運動との関係が調べられてきました。

ビートルートの硝酸塩が体内で一酸化窒素(NO)に変わり、血管をひろげて運動での酸素の使われ方を効率よくすることが研究され、持久力に良い報告があることを示すイメージ

研究では何がわかっている?

  • ビートルートジュースが運動のパフォーマンスに与える影響について、これまでの複数の解析をまとめて整理した研究では、持久的な運動で良い報告がある一方、効果の大きさには幅があると整理されています [1]
  • 女性アスリートを対象にした研究では、ビートルートジュースで有酸素能力が良い方変化したと報告されています [2]
  • アマチュアの選手を対象にした研究でも、ビートルートの硝酸塩が一酸化窒素の働きを高めることが示されています [3]

「持久力に良い報告はあるが、効果の大きさには幅がある」というのが現状です。

取り入れ方のヒント

  • 研究では運動の2〜3時間前にジュースなどでとる法が使われます。
  • よく運動する人ほど差が出にくいという指摘もあります。土台はトレーニングと食事です。
  • ビーツの色素で尿や便が赤くなることがあります(心配のいらない変化です)。血圧を下げる薬を使う方は、利用前に医師にご相談ください。