まず押さえたいポイント

歯ぐきの健康は、歯の表面にたまる細菌のかたまり(プラーク)と深く関わっています。 プラークが残ると歯ぐきに炎症(歯肉炎)が起き、放っておくと歯を支える組織にまで広がっていきます。 緑茶に含まれるカテキンは、この口内の細菌の働きや炎症に関わると研究され、歯ぐきの健康維持との関係が調べられています [1]

歯の表面にたまる細菌のかたまり(プラーク)が歯ぐきの炎症(歯肉炎・歯周)の引き金になること、緑茶カテキン(EGCG)が口内の細菌や炎症に関わると研究されている一方、歯ぐきの健康を保つ基本は歯みがきと歯科でのケアであることを示すイメージ

なぜ「歯ぐきの健康」と関係するの?

歯ぐきの炎症は、口内の細菌が出す物質や、細菌に体が反応して起こります。 緑茶のカテキンには、こうした口内の細菌の働きや、炎症に関わると考えられる性質があると研究されています [2] そのため、プラークや歯ぐきの炎症をめぐる口内環境との関連で注目されてきました [3]

研究では何がわかっている?

  • 歯周病のある人の歯ぐきのすきまに緑茶エキスのジェルを使った研究では、歯ぐきの状態との関係が検討されています [1]
  • 歯肉炎の管理について植物由来の成分を集めて整理した研究では、緑茶を含む成分が細菌や炎症に関わることが示されています [2]
  • 緑茶と口内の健康全般への影響を整理した研究でも、カテキンがプラークや歯ぐきの炎症に関わることが検討されています [3]
  • ただし研究の多くは、歯ぐきのすきまに使うジェルなど口内に直接あてる使い方が中心で、口から飲んでとったときに歯ぐきの健康がどこまで保てるかの裏づけは、まだ限定的です。
緑茶カテキンの研究は口内に直接あてる使い方が中心です。

取り入れ方のヒント

  • 歯ぐきの健康を保つ基本は、プラークをためない毎日の歯みがきと、歯科での定期的なチェック・クリーニングです。緑茶はその補いとして考えましょう。
  • お茶として楽しむほか、食後の一杯で口内をさっぱりさせる習慣もよいでしょう。
  • 歯ぐきの出血や腫れが続くときは、歯肉炎や歯周病がかくれていることがあるため、自己判断にせず歯科で相談しましょう。