まず押さえたいポイント

セイヨウトチノキ(馬栗)の種から作るエキスは、「エスシン(aescin)」という成分を多く含み、脚の静脈の流れがとどこおる「慢性静脈不全」のむくみの目的で使われてきました。 むくみ系のハーブの中では、比較的しっかりした研究がある成分です。

お、生の種・葉・皮には有害な成分が含まれ、そのまま食べると危険です。利用するのは加工された種子エキスに限られます。

なぜ「脚のむくみ」と関係するの?

脚のむくみには、静脈の流れがとどこおって、血管から水分がしみ出ることが関係します。 馬栗のエスシンは、静脈の緊張を保ったり、血管から水分がしみ出るのをおさえたりする働きに関わると研究されています [3]

馬栗のエスシンが静脈の緊張を保ち、血管から水分がしみ出るのをおさえる働きに関わり、脚のむくみが和らぐことが研究されているイメージ

研究では何がわかっている?

  • 慢性静脈不全に対する馬栗種子エキスの試験を集めて解析した研究では、短期的に脚の痛み・むくみ・だるさなどが和らぐとの報告があるとしつつ、より質の高い試験が必要だと整理されています [1]
  • 早い時期に複数の試験を整理したレビューでも、脚のむくみや不快感が和らぐとの報告が示されています [2]
むくみ系のハーブの中では裏づけが比較的そろっています。

取り入れ方のヒント

  • 利用するのは加工された種子エキスに限られます。生の種は食べないでください。
  • 血を固まりにくくする薬や血糖を下げる薬を使う方、腎臓・肝臓に病気のある方は、利用前に必ず医師にご相談ください。
  • むくみ対策は、適度な運動や脚を上げる工夫もあわせて考えるのが現実的です。