まず押さえたいポイント

L-システインは、硫黄を含むアミノ酸です。 体の中で抗酸化に関わるグルタチオン材料になり、メラニン(肌の色のもと)づくりとの関連が研究されています。 日本では美白をうたう製品にも使われますが、飲んで肌が白くなるといった確かな裏づけは限られています

「しみ・くすみ」と関係するの?

しみ・くすみのもとになるのが、紫外線などで増える「メラニン」という色素です。 メラニンには黒っぽいタイプと、明るい色のタイプがあり、L-システインがもつ硫黄の部分(チオール)が、この色の作られ方に横から関わると考えられています。 また、グルタチオンという抗酸化の材料にもなります。

L-システイン(硫黄を含むアミノ酸)が、抗酸化やメラニン(肌の色のもと)づくりに関わるイメージ

ただし、これは主に体の中での仕組みの研究で、飲んでしみが薄くなる、と言い切れる段階ではありません。

研究では何がわかっている?

  • システインとその仲間が肌で果たす役割を整理した研究では、抗酸化やメラニンづくりへの働きが解説される一方、飲んだときの安定性や届きやすさには課題があるとされています [1]
  • 顔のしみ(肝斑)に対する抗酸化成分の使われ方をまとめた研究でも、抗酸化が色素沈着の軽減につながる可能性が示される一方、研究の質や条件はさまざまとされています [2]

仕組みの面では関連が説明できるものの、飲んで美白できるという強い裏づけはこれから、というのが現状です。

取り入れ方のヒント

  • しみ・くすみのケアは、まず紫外線をふせぐこと(塗る日焼け止め・帽子)が出発点です。
  • L-システインはたんぱく質に含まれ、肉・魚・卵・大豆などからもとれます。
  • 「美白」と表示できるのは医薬部外品などに限られ、サプリ(食品)は使えません。表示の言葉は落ち着いて読みましょう。