まず押さえたいポイント

ビタミンB12は、葉酸組んで赤血球を作るのに関わる栄養素です。 貧血というと鉄不足を思い浮かべる人が多いですが、B12が不足しても、赤血球がうまく作れずに貧血が起こることがあります。

なぜ「貧血」と関係するの?

赤血球は、骨の(骨髄)で日々新しく作られています。その製造ラインで、B12は葉酸と二人三脚で、赤血球のもとになる細胞づくりを支えています。 B12が足りないと、この作業がうまく進まず、大きくて未熟な赤血球ばかりが増えてしまいます。これが「巨赤芽球性貧血」と呼ばれるタイプの貧血で、だるさや息切れにつながると考えられています。 B12は主に肉・魚・卵・貝・乳製品などの動物性食品に含まれます。また、B12を体に取り込むには胃から出る「案内役」(内因子)が必要で、胃の手術や加齢などでこの取り込みがうまくいかないと、不足することもあります。

骨髄でビタミンB12が葉酸と組んで赤血球を作り、その吸収を胃から出る内因子が助けるイメージ

研究では何がわかっている?

  • ビタミンB12の不足は世界的に多く、巨赤芽球性貧血や神経の不調につながりうることが研究で整理されています [1] 菜食中心の食生活や、加齢による吸収の低下が背景になりやすいとされています。
  • B12はDNAづくりや細胞のエネルギーに関わり、不足すると貧血などにつながりうることも研究でまとめられています [2] 動物性食品が主な供給源である点もあわせて指摘されています。

取り入れ方のヒント

  • まずは食事から。肉・魚・卵・貝・乳製品などをとっていれば、不足しにくいとされています。
  • 菜食中心の人や、胃の調子・加齢で吸収が気になる人は、不足しやすい点を知っておくと安心です。
  • 貧血のタイプは検査で見分けられます。だるさ・息切れ・手足のしびれが続く場合は、自己判断でサプリに頼らず、医療機関にご相談ください。治療中・服薬中・妊娠授乳中の方は、利用前に医師にご相談ください。