まず押さえたいポイント

ビタミンK2は、骨の健康との関係が研究されている脂溶性ビタミンです。 カギになるのは、骨の中にあるオステオカルシンというたんぱくビタミンK2は、このたんぱく質が働くのを支えるとされています。

なぜ「骨」と関係するの?

骨は、いちど作ったら終わりではなく、少しずつ古い部分をこわして新しく作りなおす(作りかえ=リモデリング)をくり返しています。

このとき活やくするのが、骨の中のオステオカルシンというたんぱく質です。オステオカルシンには、カルシウム骨に呼び込んで定着させる手助けをする役割があると考えられています。 ただし、このたんぱく質は作られたままだと“スイッチが入っていない”状態。ビタミンK2は、これを使える形に変える手助けをするとされています。

イメージは、カルシウムを骨にくっつける接着役のスイッチをオンにする係。出番が来ることで、カルシウムが骨に取り込まれやすくなる——という発想です。

ビタミンK2がオステオカルシンを活性化し、カルシウムが骨に定着しやすくなると考えられているイメージ

かみくだくと、ポイントは「カルシウムを骨に呼び込む手助け役を、働ける状態にする」ということです。

研究では何がわかっている?

  • 閉経後で骨がもろくなった人を対象に、ビタミンK2の摂取と骨代謝マーカー(オステオカルシンなど、骨の作りかえの様子を映す指標)との関係を調べた研究があります [1]
  • ビタミンK2が骨の作りかえ(リモデリング)にどう関わるか、その仕組みを整理した研究では、想定される働きが解説されています [2]

取り入れ方のヒント

  • 食品では納豆が代表格。チーズなどの発酵食品、卵、鶏肉などにも含まれます。
  • 脂溶性のため、食事(脂質)といっしょにとると体に取り込まれやすいとされています。
  • サプリを選ぶときは、表示されている(μg)が一つの目安になります。骨の健康は、食事・運動など生活面の基本もあわせて気づかいましょう。