まず押さえたいポイント

イヌリンは、チコリや菊芋、ごぼうなどに含まれる水溶性食物繊維です。 胃や小腸で消化されずに大腸まで届き、ビフィズス菌などの善玉菌のエサになることで、腸内環境との関係について研究されています。 ただし効果には個人差があり、食事全体のバランスが土台です。

なぜ「腸内環境」と関係するの?

腸には、たくさんの種類の細菌が暮らしています。 イヌリンは消化されずに大腸まで届き、善玉菌の「エサ(プレバイオティクス)」になることで、善玉菌の働きを後押しすると考えられ、研究が進んでいます。

イヌリンが大腸まで届き、善玉菌のエサ(プレバイオティクス)になるとされるイメージ 左のイヌリンが、胃・小腸では消化されずに通過し、大腸で善玉菌のエサになって善玉菌が増えるようすを、矢印とにこにこ顔の菌で描いた図。 イヌリンは大腸まで届き、善玉菌のエサ(プレバイオティクス)になるとされる イヌリン 胃・小腸 消化されずに通過 大腸:善玉菌のエサに 善玉菌が増えるのを助ける 腸内の善玉菌のエサになる方向で研究(反応には個人差あり)

研究では何がわかっている?

  • プレバイオティクスであるフラクタン(イヌリンの仲間)が腸内細菌にどう反応するかを食事内容も含めて調べた比較試験では、腸内細菌の働きとの関連が検討されています [1]

反応には個人差があり、もとの食事や腸内細菌の状態によって変わると考えられています

取り入れ方のヒント

  • 研究では1日数グラム前後を用いた例が多くみられます。
  • 一度にたくさんとるとお腹が張ることがあるので、少しずつ増やします。
  • まずはチコリ・ごぼう・玉ねぎなどの野菜から食物繊維とるのが基本です。