まず押さえたいポイント

フラクトオリゴ糖(FOS)は、玉ねぎやごぼう、バナナなどに含まれる「オリゴ糖」の一つです。 胃で消化されずに大腸まで届き、善玉菌(ビフィズス菌)のエサになることから、「プレバイオティクス」として腸内環境との関係が研究されてきました。

なぜ「腸内環境」と関係するの?

フラクトオリゴ糖は、大腸にすむ善玉菌(ビフィズス菌)のエサになります [3] 善玉菌がこれを食べて増えると、腸内環境が整うと考えられています。 善玉菌そのものをとる「プロバイオティクス」に対して、そのエサになるのが「プレバイオティクス」です。

フラクトオリゴ糖(FOS)が大腸まで届いて善玉菌(ビフィズス菌)のエサになり、善玉菌が増えて腸内環境が整うことが研究されることを示すイメージ

研究では何がわかっている?

  • 便秘に対するフラクトオリゴ糖の試験を集めて整理した研究では、お通じが整うとの報告がある一方、効果は穏やかだと整理されています [1]
  • お通じの悩みがある人を対象にした研究でも、FOSに近いプレバイオティクスイヌリン)で、お通じが整い善玉菌が増えるとの報告があります [2]
  • プレバイオティクスについて専門家がまとめた合意文書でも、フラクトオリゴ糖などが善玉菌を増やす仕組みが整理されています [3]

「善玉菌が増える・お通じが整うとの報告はあるが、効果は穏やか」というのが現状です。

取り入れ方のヒント

  • とりすぎると、お腹の張り・おならお腹がゆるくなることがあります。少量から始めて様子を見ましょう。
  • 善玉菌そのもの(ヨーグルトなどのプロバイオティクス)と一緒にとる考え方もあります。
  • お腹が張りやすい過敏性腸症候群(IBS)の方は合わないことがあるため、気になる場合は医療機関にご相談ください。