まず押さえたいポイント

ペパーミントは、ミント(セイヨウハッカ)の葉から作る精油です。 成分の「メントール」が腸の筋肉をゆるめる働きに関わるとして、過敏性腸症候群(IBS)のお腹の張りや痛みとの関係で研究されてきました。 ハーブの中では、比較的しっかりした報告があります。

なぜ「お腹の張り」と関係するの?

お腹の張りや痛みは、腸の筋肉が過度に緊張することが関係すると考えられています。 ペパーミントのメントールは、この腸の筋肉をゆるめる働きについて研究されています。

ペパーミント(メントール)が腸の筋肉をゆるめる働きに関わり、過敏性腸症候群のお腹の張りや痛みが和らぐかが研究されていることを示すイメージ

研究では何がわかっている?

  • 過敏性腸症候群に対するペパーミントオイルの試験を集めて解析した研究では、お腹の症状が和らぐとの報告があると整理されています [1]
  • 食物繊維やけいれんを抑える薬と合わせて整理した研究でも、ペパーミントオイルが症状を和らげるとの報告があると整理されています [2]
  • 早い時期のメタ分析でも、症状が和らぐとの報告が示されています [3]

ハーブの中では裏づけが比較的そろっています。

取り入れ方のヒント

  • 研究では腸まで届く工夫をしたカプセル腸溶性)が使われます。原液のハッカ油をそのまま飲むのは避けてください。
  • 胃と食道の間の筋肉をゆるめるため、胸やけ・逆流が起こることがあります。逆流性食道炎のある方は注意してください。
  • お腹の不調が続く・体重が減る・血便があるなどの場合は、別の原因のこともあるため医療機関を受診してください。