ウロリチンAって、どんな成分?
ウロリチンAは、ザクロ・いちご・ラズベリー・くるみなどに含まれる「エラグ酸」というポリフェノールから作られる成分です。ただし作るのは体ではなく、腸にすむ細菌です。
エラグ酸が腸に届くと、腸内細菌がそれを別の物質へ作り変えます。できあがる物質はまとめてウロリチン類と呼ばれ、その代表格がウロリチンAです。もとのエラグ酸は吸収されにくく、作り変えられたあとのほうがずっと吸収されやすいことが報告されています。
作れる人と、作れない人がいる
作り変えができるかどうかは、腸にすむ細菌の顔ぶれによって変わります。研究では、できるウロリチンの種類によって人を3つのタイプに分けています。ウロリチンAまで作れるタイプ、ウロリチンBなど別のものを作るタイプ、そしてどれも作らないタイプです。
それぞれの割合は、調べた集団によってかなり変わります。同じ量のザクロを食べても、体の中をめぐるウロリチンAの量は人によって違うということです。この個人差があるために、ウロリチンAそのものをサプリにした商品が出てきました。
同じ形の話にエクオールがあります。大豆イソフラボンから腸内細菌が作る成分で、こちらも作れる人と作れない人がいます。
どう関わる?
ウロリチンAの説明には、マイトファジーという言葉がよく出てきます。細胞の中でエネルギーをつくるミトコンドリアのうち、傷んだものだけを選んで包み、外へ運び出すしくみのことです。ウロリチンAは、この運び出しに関わる成分として調べられてきました。
筋肉の細胞はエネルギーをよく使うため、この片づけがうまくいくかどうかと、加齢に伴う足腰の変化との関係が調べられてきました。人での試験の内容は足腰の衰えとウロリチンAに出典つきでまとめています。
取り入れるときのポイント
- もとのエラグ酸は、ザクロやベリー類、くるみといった食品に入っています。そこからウロリチンAまで届くかどうかは腸内細菌しだいで、一般に利用できる検査は見あたりません。
- サプリを選ぶときは、1日あたり何mgのウロリチンAが入るかをラベルで確かめましょう。人での試験に使われた量は10mgから1000mgまで幅があり、「ウロリチンA配合」という言葉だけでは量がわかりません。
- 持病のある方や薬を飲んでいる方は、飲み始める前に医師にご相談ください。