エラグ酸って、どんな成分?
エラグ酸は、ザクロ・いちご・ラズベリー・ブラックベリー・くるみなどに含まれるポリフェノールです。
食品の中では、そのままの形ではなく「エラグタンニン」という大きな分子の一部として入っていることが多く、消化の途中で切り出されます。ザクロの果皮に多いことから、サプリの原料はザクロエキスであることがよくあります。
どう関わる?
肌の色は、メラニンという色素の量で決まります。メラニンをつくるときに働くのがチロシナーゼという酵素です。
エラグ酸は、この酵素の働きを試験管で調べた研究から出発しました。そこから、紫外線を当てた肌の色がどう変わるかを調べる試験へ進んでいます。ただし人での試験は1群13人・4週間の小さなもので、報告されている差もわずかです。
人での試験の内容はしみ・くすみとエラグ酸に出典つきでまとめています。
飲むエラグ酸と、塗るエラグ酸
日本では、エラグ酸は医薬部外品の「美白有効成分」としても使われています。ただしそれは肌に塗るものです。飲んだときの評価とは別に審査されており、同じ成分名でも扱いが違います。「エラグ酸配合」という言葉を見たときは、飲むものか塗るものかをまず確かめると、話の筋がそろいます。
腸内細菌が作り変える先がある
エラグ酸には、もうひとつ知られている道すじがあります。腸に届いたエラグ酸を、腸内細菌がウロリチンAなどの別の成分に作り変えるという道です。作り変えができる菌を持っているかどうかは人によって違います。
エラグ酸そのままの形では血液にとどまる時間が短いことも報告されており、体の中で何が働いているのかを考えるときには、この作り変えの先まで見る必要があります。
取り入れるときのポイント
- 食品からは、ザクロ・いちご・ラズベリー・くるみが候補になります。
- 人での試験で使われた量は、ザクロエキスからエラグ酸として1日100mgまたは200mgでした。
- 「エラグ酸配合」の表示を見たら、飲むものか塗るものか、そして1日あたり何mg入るかを確かめると比べやすくなります。
- 持病のある方や薬を飲んでいる方は、飲み始める前に医師にご相談ください。