「生理前になると、決まってあごやフェイスラインにニキビが出る」。そんな経験はありませんか。これは気のせいではなく、月経周期にともなうホルモンの変化が背景にあると考えられています。今回は、生理前の肌あれと、栄養面でできることを整理します。

ホルモンの波と、肌の調子はつながっています。
ホルモンの波と、肌の調子はつながっています。

どうして生理前にニキビが?

月経周期では、女性ホルモンのバランスが周期的に変わります。生理前の時期は、皮脂が増えやすく、毛穴がつまりやすくなると言われます。ここに、寝不足やストレスが重なると、肌あれが出やすくなります。生理前のニキビは「ホルモン・皮脂・生活習慣」が重なって起こると考えられています。

栄養面で研究されていること

  • 亜鉛は、肌の生まれ変わりや炎症のコントロールに関わるミネラルで、ニキビ・肌あれとの関連が研究されています [1]
  • ビタミンB6は、気分に関わる脳の信号づくりを助けるビタミンで、PMS(月経前症候群)の症状との関連が研究され、和らぐとの報告があります [2] ただし試験の質には限りがあります [3]

生理前のニキビは、栄養だけでなくスキンケア・睡眠・ホルモンの周期そのものが関わるため、サプリだけで解決しようとしないのが現実的です。

できることの整理

  • 周期を味方に:生理前は肌がゆらぎやすい時期と知っておくだけでも、洗いすぎなどの空回りを避けられます。
  • 食事から:亜鉛は牡蠣・赤身肉・大豆製品など、ビタミンB6はかつお・まぐろ・バナナなどに含まれます。まずは食事での不足を防ぐのが基本です。
  • つらいときは受診:毎月くり返してつらい・痛みが強い場合は、皮膚科や婦人科に相談を。ホルモンの周期に対する選択肢を相談できることもあります。

くわしくは 亜鉛の基礎ページ ビタミンB6の基礎ページどうぞ。