「脂肪燃焼」「燃やす」とうたうサプリは、ダイエットの定番です。カフェイン、L-カルニチン、CLA(共役リノール酸)などがよく使われます。第5回は、この「脂肪燃焼系」を研究の目線で斬っていきます。じつは、どれも「飲めば勝手に体脂肪が落ちる」ものではありません。

脂肪を「燃やす」より「エネルギーとして使われやすくする」。土台は食事と運動です。
脂肪を「燃やす」より「エネルギーとして使われやすくする」。土台は食事と運動です。

成分ごとの研究

  • カフェイン:一時的に代謝を上げ、運動時の脂肪利用を増やす可能性が研究されています [1] 。ただし効果は一時的で、運動が前提です。
  • L-カルニチン:脂肪をエネルギーに運ぶ役ですが、運動の成績は上がらなかったとの報告があり [2] 、体重への効果も大きくないとされます [3] 。
  • CLA:体脂肪への影響を調べた多くの研究がまとめられていますが、効果は小さめです [4] 。

共通する“本音”

成分ごとに働き方は異なりますが、「飲むこと」が体脂肪を大きく動かすわけではなく、食事と運動という土台があってこその補助という点で共通します。「燃焼」という言葉のイメージほど、体重や体脂肪は大きく変わりません。

賢い付き合い方

くわしくは カフェインと体脂肪・代謝 もどうぞ。