ビオチン(ビタミンB7)は、「肌・髪・爪の美容ビタミン」として人気です。サプリやシャンプーでもよく見かけます。でも、飲めば誰でも髪や爪に変化が出るのでしょうか。診断シリーズ第3回は、このビオチンを取り上げます。

不足している人かどうかで、評価が変わります。
不足している人かどうかで、評価が変わります。

研究では何が報告されている?

  • ビオチンと肌・髪・爪の関係を検討した研究では、ビオチン不足が確認されていない人への確かな裏づけが乏しい一方、サプリが血液検査の結果を乱しうる点に注意がいると指摘しています [1] 。
  • 髪の悩みでの使われ方を整理した研究も、「不足している人なら別だが、足りている人での裏づけははっきりしない」という見方です [2] 。

ポイントは、「ビオチンが不足している人なら意味があるが、普段の食事で足りている人が足しても、肌・髪・爪が変わる確かな裏づけは限られる」ということです [3] 。不足はまれです。

いちばんの注意:検査値に影響することがある

意外と知られていませんが、ビオチンのサプリは血液検査の値に影響することがあります。甲状腺ホルモンや心臓のマーカーなどの検査値が、実際とずれて出ることがあるため、検査の予定があるときは、ビオチンをとっていることを必ず医師に伝えてください。

食事からとるなら

  • ビオチンは、卵・レバー・ナッツ・大豆などに含まれ、普段の食事から十分にとれます。
  • 爪のもろさや抜け毛には、乾燥・水仕事の負担・鉄や甲状腺の問題など、別の要因もよく関わります。気になるときは、サプリの前にほかの原因も確認することが近道です。

もっと詳しくは ビオチンの基礎ページ や 鉄の基礎ページ もどうぞ。