まず押さえたいポイント

クランベリーは、尿路(おしっこの通り道)の健康との関係が研究されている赤い果実です。 カギになるのは、クランベリーが多く持つA型プロアントシアニジン(PAC)いう成分です。

なぜ「尿路」と関係するの?

尿路でトラブルが起きるとき、よくあるのが菌が尿路のかべ(粘膜)にくっついて居座ることです。

クランベリーのA型プロアントシアニジンは、この「菌がかべにくっつく」のをさまたげるように働くのではないか、と研究で考えられています。 イメージは、フライパンの“こびりつき防止コーティング”のようなもの。かべをツルッとさせて、菌が居座りにくくする——という発想です。

クランベリーの成分が、菌を尿路のかべにくっつきにくくすると考えられているイメージ

むずかしい言葉が出てきましたが、ポイントは「菌をかべにくっつきにくくする手助け」というイメージです。

研究では何がわかっている?

  • 女性の再発しやすい尿路の不調について、抗菌薬以外の手段をまとめて見渡した研究では、クランベリーが選択肢の一つとして取り上げられています [1]
  • 同じく抗菌薬以外のアプローチD-マンノース(尿路で研究される糖の一種)・クランベリー製品・乳酸菌など)を整理した研究でも、クランベリーが検討対象になっています [2]
  • クランベリーの成分(とくにA型プロアントシアニジン)と尿路の健康との関係を整理した研究では、成分の特徴と想定される働きが解説されています [3]

製品によってPAC(プロアントシアニジン)の量が大きく異なる点も指摘されています。

取り入れ方のヒント

  • ジュースは砂糖が多いものもあるので、ラベルを確認して選びましょう。
  • サプリを選ぶときは、PAC(プロアントシアニジン)の量の表示が一つの目安になります。
  • 水分をこまめにとること、トイレをまんしすぎないことなど、生活面の基本もあわせて大切です。