まず押さえたいポイント

β-シトステロールは、植物に含まれる「植物ステロール」の一種で、ノコギリヤシ実などに多く含まれます。 年齢とともに前立腺が大きくなると、尿の通り道(尿道)が締めつけられ、尿が出にくくなることがあります。β-シトステロールは、この前立腺の状態との関係が調べられてきた成分です [3] 尿の勢いの低下や残尿感が和らいだという報告があります [1]

中高年男性で前立腺が大きくなると尿の通り道(尿道)が狭まり、尿の出にくさや残尿感、頻尿につながること、植物ステロールであるβ-シトステロールがその前立腺をめぐって研究されている一方、長期の効果ははっきりせず受診が大切なことを示すイメージ

なぜ「頻尿・尿のトラブル」と関係するの?

おしっこは、ぼうこうから前立腺の中を通る細い(尿道)を抜けて、体の外に出ます。 前立腺が大きくなると、その管が締めつけられ、勢いが弱くなったり、出しきれずに残った感じ(残尿感)が出たりします。 β-シトステロールは植物ステロールの一種で、この前立腺の状態について研究され、尿の出方との関係が調べられています [3]

研究では何がわかっている?

  • β-シトステロールをとった研究では、尿の出方排尿の悩みが和らいだと報告されています [1]
  • これまでの研究を集めて調べた検討でも、短期間では排尿の悩みが和らぐ可能性が示される一方、長く続けたときの効果ははっきりしないと整理されています [2]
  • β-シトステロールは、ノコギリヤシにも多く含まれる植物ステロールとして、前立腺の悩みとの関連が解説されています [3]
  • 一方で、頻尿には前立腺以外の原因も多く、自己判断は禁物です。
β-シトステロールは排尿の悩みで研究されてきましたが、長期の効果ははっきりせず、まずは原因をはっきりさせる受診が大切です。

取り入れ方のヒント

  • 尿の勢いの低下や残尿感が続くときは、前立腺以外の病気がかくれていることもあります。まずは泌尿器科などで調べてもらいましょう。
  • β-シトステロールはノコギリヤシにも含まれるため、同じ目的の製品を重ねてとらないよう気をつけましょう。
  • コレステロールの薬など、ほかの薬との関係が気になる場合は、医師や薬剤師に相談してください。