テオブロミンって、どんな成分?
テオブロミンは、カカオ豆に多く含まれる成分です。名前は「神々の食べもの」を意味するカカオの学名(Theobroma)から来ています。カフェインと同じメチルキサンチンという仲間に属し、ダークチョコレートやココアの苦みに関わります。
体の中でも作られます。カフェインが肝臓で分解されるとき、パラキサンチンやテオフィリンと並んでこの物質もできます。コーヒーを飲んだあとの体には、飲んだ覚えのないテオブロミンが存在しています。
カフェインとの違い
健康な男性6人で比べた1986年の研究では、血液中の量が半分になるまでの時間はテオブロミンが7.2時間、カフェインが4.1時間でした。この研究が比べたのはカフェイン・パラキサンチン・テオフィリン・テオブロミンの4つで、いちばん長く残ったのがテオブロミンです。
体への働き方にも差があります。カフェインは100mgでも活力やだるさの自己評価を変えますが、テオブロミンでは1回400mgまでを試した範囲で同じ変化が確かめられていません。
どう関わる?
ヒトの試験が測ってきたのは、気分の質問票の点数と、注意を続ける課題の成績です。試験の規模は24人と80人で、量は1回100mgから1000mgまで幅があります。
24人と80人の試験で何がどう測られ、どの量から気分の評価が下がったかは、集中・記憶とテオブロミンに出典つきで並べています。同じカフェインの代謝物であるパラキサンチンとは、半減期も報告されている反応も違います。
取り入れるときのポイント
- ダークチョコレートやココアからとるのがふつうの経路です。単独のサプリとして飲む場合は、1回量を確かめてください。
- 半減期が7.2時間と長いため、夕方以降に多くとると翌朝まで残ります。
- 犬や猫はテオブロミンを分解しにくく、量や製品の種類によってはチョコレートで中毒を起こします。ペットの手の届く場所に置かないでください。
- 妊娠中・授乳中の方、心臓や血圧の持病がある方、薬を飲んでいる方は、利用前に医師・薬剤師にご相談ください。