ブドウ種子エキスって、どんな成分?

ブドウ種子エキスは、ワインなどに使うブドウの種から取り出したポリフェノールです。主成分はプロアントシアニジンで、分子が短くつながったものをOPC(オリゴメリック・プロアントシアニジン)と呼びます。売り場では、この2つの名前が同じ製品に併記されていることもあります。

ブドウの実ではなく種が原料です。ワインを作るときに出る種を利用することが多く、赤ワインの成分として知られるレスベラトロールとは別のポリフェノールにあたります。

松樹皮エキス(ピクノジェノール)との違い

どちらもプロアントシアニジンを含みます。原料はブドウの種と松の樹皮で、抽出物の規格(何をどれだけ含むか)も別々に決められています。ピクノジェノールで試験が集まっているのは脚のむくみと頭皮の血流、ブドウ種子エキスで多いのは血圧を測ったものです。

どう関わる?

同じ問いを調べた解析でも、集めた試験の本数と対象が変わると、報告される収縮期血圧の下がり幅は1.54mmHgから6.077mmHgまで開きます。EUの食品安全機関は2021年、原料メーカーが申請した「正常な血圧の維持」という表示について、証拠が不十分だと結論しました。

どの試験が何人を何週間追いかけ、EFSAが何を理由に表示を認めなかったかは、血圧とブドウ種子エキスに出典つきで並べています。

取り入れるときのポイント

  • 1日量が何mgかを確かめます。臨床試験で使われた量は1日100〜800mgと幅があります。
  • ポリフェノールの規格(何をどれだけ含むか)は原料ごとに違います。同じ「ブドウ種子エキス300mg」でも中身が同じとは限りません。
  • 血圧を下げる薬や、血を固まりにくくする薬を使っている方は、飲み合わせについて医師・薬剤師にご相談ください。
  • 血圧が高い状態が続いているときは、サプリを試す前に受診してください。家庭で毎日同じ条件で測った記録があると、相談の材料になります。