コロストラムって、どんな成分?

コロストラムは、哺乳類が出産した直後に出す乳のことです。日本語では初乳と呼ばれます。生まれたばかりの子は自分で守りの仕組みを作れないため、母親が乳を通して守りの材料を渡す。そのための最初の乳が初乳です。

サプリの原料になっているのは、牛の初乳です。普段の牛乳とは成分の組み立てが違い、出産から数日のあいだだけ搾れる乳を乾燥させて粉にしています。海外では「ボビンコロストラム」の名前でも売られています。

何が入っている?

総説では、牛初乳の主な成分として次のものが挙げられています。

  • 免疫グロブリン(とくにIgG):体の中で異物の目印にくっつくたんぱく質
  • ラクトフェリン:鉄と結びつく性質を持つたんぱく質
  • 成長因子(IGF-I・TGF-β・EGF):細胞が育ったり修復されたりするときの合図になる物質
  • オリゴ糖、生理活性ペプチド

牛の初乳と、人の母乳は同じものではありません。牛初乳の主なたんぱく質はカゼイン、母乳はホエイたんぱく質(とくにα-ラクトアルブミン)で、総説は「牛初乳は母乳の完全な代わりにはならない」と述べています。

どう関わる?

研究がいちばん積み上がっているのは、腸のかべに関する指標です。口から入ったものが腸のかべをどれだけ通り抜けるかを、目印になる糖を飲んで尿で測る方法があり、その数値を比べた試験が集められています。

研究の内容はお腹の調子・腸内環境とコロストラムに出典つきでまとめています。

取り入れるときのポイント

  • 牛乳が原料です。牛乳アレルギーのある方は利用できません。乳糖が気になる方は、製品の表示を先に確かめてください。
  • 臨床試験で使われた量は1日10〜60gと幅があります。カプセル数粒ぶんの量と、試験で使われた量は桁が違うことがあります。
  • 「初乳だから守りが強い」というイメージが先に立ちやすい素材です。何がどこまで確かめられているかは、出典つきのページで確認してから選びましょう。
  • 持病のある方、免疫の働きが下がっている方、妊娠・授乳中の方は、利用前に医師にご相談ください。